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日本総研主任研究員の大嶋秀雄さん

 温室効果ガスの排出を2050年に実質ゼロにする目標が掲げられるなか、各国は気候変動問題への対策に力を注いでいる。どんな対応に費用がかけられているのか。なぜ、いまお金をかけることが大事なのか。各国の気候変動対応に詳しい大嶋秀雄・日本総研主任研究員に聞いた。

おおしま・ひでお 1983年生まれ。2008年に三井住友銀行に入り、日興リサーチセンターなどを経て現職。企業や金融機関の気候変動対応と国内外の環境政策を主に研究。

 ――気候変動問題では、どのような対応に資金が投じられているのですか。

 「3種類あります。気候変動…

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